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【社会人1年目×自己研鑽】カイゼンベースで学ぶ!報連相・5S・トヨタ生産方式の活かし方

はじめに:カイゼンベースとは?

社会人になると、学生時代とは異なり、自ら学び続ける姿勢が重要になります。特に1年目は基礎的なビジネススキルを身につける大切な時期です。そんな中、効率的に学べるオンラインリソースとして注目したいのが「Kaizen Base カイゼンベース」です。

カイゼンベースは、製造業やものづくり企業の改革・改善活動、人材育成を支援するYouTubeチャンネルです。このチャンネルでは「なぜなぜ分析」「生産管理」「ヒューマンエラー防止」「QC7つ道具」など、製造業のカイゼン活動に関する様々なトピックを扱っています。

特筆すべきは、その分かりやすさです。文字や文章だけでなく、図やイラスト、アニメーションを用いて直感的に解説されているため、初心者でも理解しやすい内容になっています。また、カイゼンベースのウェブサイトでは、無料会員登録をすることで、YouTube未公開の講座やスライド資料など、追加の学習リソースを利用することも可能です。

kaizen-base.com

特にアニメーションを使った解説は、複雑な概念も視覚的に理解できるため、記憶に残りやすいと感じました。製造業に限らず、どんな業種でも応用できる知識が多いのも魅力です。

社会人1年目が身につけるべき基本スキル

社会人1年目は、専門知識だけでなく、ビジネスの基本となるスキルを身につけることが重要です。カイゼンベースでは、そんな基本スキルを学べる動画が多数あります。

1. 報連相(報告・連絡・相談)の基本

「アニメで学ぶ"報連相"」では、ビジネスコミュニケーションの基本である「報告・連絡・相談」のポイントを詳しく解説しています。

  • 報告:結果や進捗を伝える(タイミング、5W1Hを明確に)
  • 連絡:情報を共有する(関係者全員に漏れなく)
  • 相談:判断を仰ぐ(自分の意見も添えて)

報連相は単なるコミュニケーションツールではなく、チーム全体の生産性を高め、問題を未然に防ぐ重要な手段です。この動画では、報連相を怠ったことで起きるトラブル事例や、効果的な報連相のコツが紹介されています。

www.youtube.com

報連相は知っているつもりでも、実際にどのタイミングで、どのような内容を伝えるべきかは意外と難しいものです。この動画を見て、特に「報告」は単に事実を伝えるだけでなく、自分の分析や今後の対策も含めると価値が高まりそうです。

2. 5S活動の実践

「アニメで学ぶ"5S活動~5Sの概要と整理整頓編~"」では、職場環境を改善するための5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)について学ぶことができます。

5Sの要素 内容 効果
整理(Seiri) 必要なものと不要なものを分ける スペースの有効活用、探す時間の短縮
整頓(Seiton) 必要なものを取り出しやすく配置する 作業効率の向上、ミスの減少
清掃(Seiso) 職場を清潔に保つ 機器の寿命延長、不具合の早期発見
清潔(Seiketsu) 整理・整頓・清掃を維持する 職場環境の標準化、モチベーション向上
躾(Shitsuke) 決められたルールを守る 習慣化、職場文化の向上

この動画では、5S活動の導入方法や継続のコツ、成功事例などが紹介されています。デスクワーク中心の職場でも応用できる内容となっています。

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 5S活動というと製造現場のイメージが強いですが、この動画を見て、オフィスワークにも十分応用できることがわかりました。例えば自分のデスク周りに適用にすると、書類を探す時間が減るなど、作業効率が上がりそうです。

3. トヨタ生産方式の基礎知識

「アニメで学ぶ"トヨタ生産方式~入門編~"」では、世界的に有名なトヨタ生産方式(TPS)の基本概念を学ぶことができます。

トヨタ生産方式の2つの柱

  • ジャスト・イン・タイム:必要なものを、必要な時に、必要な量だけ生産する
  • 自働化:異常があればすぐに停止し、問題を顕在化させる

また、ムダの排除(7つのムダ:過剰生産、手待ち、運搬、加工自体、在庫、動作、不良)についても詳しく解説されています。

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「ムダの排除」の考え方は、日々の業務を見直す良い視点になります。例えば、不必要な会議や重複した作業などを見直すきっかけになりますね。

効果的な自己研鑽のための活用法

カイゼンベースの動画を単に視聴するだけでなく、効果的に自己研鑽につなげるための方法をご紹介します。

1. 学習サイクルを作る

  1. 視聴前:学びたいテーマや課題を明確にする
  2. 視聴中:メモを取りながら、自分の業務と結びつける
  3. 視聴後:学んだことを1つでも実践してみる
  4. 振り返り:実践した結果を評価し、次の学習計画を立てる

このサイクルを繰り返すことで、学びを定着させ、実践力を高めることができます。

2. 学習コミュニティの活用

  • 同僚や先輩と一緒に動画を視聴し、意見交換する
  • 学んだことを職場で共有し、フィードバックをもらう
  • SNSや専門フォーラムで他の視聴者と交流する

他者との対話を通じて、新たな気づきや視点を得ることができます。

3. アウトプットの習慣化

  • 学んだ内容をブログやノートにまとめる
  • 小さな改善活動を始める(デスク整理、業務効率化など)
  • チーム内で短いプレゼンテーションをする

アウトプットすることで理解が深まり、知識が定着します。

特に、学んだ内容を翌日の業務で意識的に実践すると、理解が深まると同時に、実務スキルも向上しそうですね。小さな成功体験の積み重ねが自信につながります。

実践事例:カイゼンベースの学びを職場で活かす

実際に、カイゼンベースで学んだ知識を職場で活かした事例をご紹介します。

事例1:報連相の改善による業務効率化

ある新人エンジニアは、報連相の動画を見た後、自分の報告方法を見直しました。それまでは単に「作業が完了しました」と報告するだけでしたが、動画を参考に「何が完了し、どのような結果になり、次にどう進めるか」という形式に変更。上司からの質問が減り、承認プロセスが迅速化されました。

事例2:5S活動による作業環境の改善

ある事務職の方は、5S活動の動画を見た後、自分のデスク周りと共有フォルダの整理を実施。必要なファイルが探しやすくなり、作業時間が約20%短縮されました。さらに、この取り組みが部署全体に広がり、チーム全体の生産性向上につながりました。

事例3:ムダの排除によるプロセス改善

ある営業担当者は、トヨタ生産方式の「ムダの排除」の考え方を活用し、日報作成プロセスを見直しました。それまで手入力していたデータを自動集計するシステムを提案・導入し、日報作成時間を1日30分から5分に短縮。空いた時間で顧客フォローに注力できるようになりました。

これらの事例からわかるのは、大きな変革よりも小さな改善の積み重ねが重要だということです。

特に社会人1年目は、自分の担当業務の範囲で小さな改善を重ねることで、周囲からの信頼を得られます。また、改善提案を通じて自分の存在価値を示すこともできるでしょう。

まとめ:カイゼンベースを活用した継続的成長

カイゼンベースの動画は、社会人1年目が基本スキルを身につけるのに最適なリソースです。報連相、5S活動、トヨタ生産方式などの基本を学び、実践することで、以下のような効果が期待できます。

  1. 業務効率の向上:ムダを減らし、生産性を高める
  2. コミュニケーション能力の向上:適切な報連相で信頼関係を構築
  3. 問題解決力の向上:根本原因を探り、効果的な対策を立てる
  4. 自己管理能力の向上:整理整頓や時間管理のスキルを磨く

重要なのは、学んだことを実践し、その結果を振り返ることです。小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、さらなる成長につながります。

社会人1年目は、専門知識だけでなく、このような基本的なビジネススキルを身につけることが、長期的なキャリア成功の基盤となります。カイゼンベースを活用して、能動的に学び、実践する習慣を身につけましょう。

これからの社会人は、このような質の高いオンラン教材を活用して、自己研鑽に励むことで、早い段階からビジネスパーソンとしての基礎力を身につけることができるでしょう。

【参考資料】

blogmura.com