パソコンを開いた瞬間、デスクトップにずらりと並ぶファイルの数々…。「あのExcelファイル、どこに保存したっけ?」「この資料、最新版はどれだっけ?」なんて経験、ありませんか?
実はデスクトップの散らかりは、知らず知らずのうちにあなたの集中力と仕事効率を下げています。 研究によれば、整理された環境では集中力が向上し、作業効率が高まる傾向があるんです。
私も以前はデスクトップがごちゃごちゃで、ファイルを探すだけで1日に何度もイライラしていました。時間も気持ちも無駄にしていたんですよね…。
デスクトップ整理は、ただの掃除ではなく「思考の整理」でもあります。画面がスッキリすれば、頭の中もクリアになるんです!
- なぜデスクトップが散らかるのか?
- ツール不要!デスクトップ整理術(5ステップ)
- 🔥 よくある悩み:「デスクトップのファイルだけ削除したい」時は?
- おすすめ整理ルール&フォルダ名の例
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:デスクトップは「作業台」→スッキリしてこそ本領発揮
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なぜデスクトップが散らかるのか?
デスクトップが散らかる原因は、実はとてもシンプルです。あなたにも心当たりがありませんか?
すぐ使うつもりで保存→忘れる
「あとですぐ使うから」とデスクトップに直接保存。でも他の作業に移ってしまい、そのままになってしまうことはありませんか?
一時的なつもりが永続的なゴミになる…これが散らかりの最大の原因です。
ダウンロードがそのまま残る
Webからダウンロードしたファイルが自動的にデスクトップに保存される設定になっていると、知らないうちにファイルが溜まっていきます。一度ダウンロードしたら使わないPDFや画像が放置されがちです。
一時的なファイルがそのまま残る
- 会議のメモ
- ちょっとしたアイデアをメモ帳に書いたもの
- 一度だけ使った参考資料
「これはもう使わないかも」と思いつつも、念のために残しておいたファイルが積み重なっていきます。
「いつか使うかも」と思って残すファイル、実際に再度開くことはほとんどないんですよね。でも「消すのが怖い」という心理が働くんです。
ツール不要!デスクトップ整理術(5ステップ)
さて、実際の整理方法を見ていきましょう。特別なアプリは一切不要。Windowsでも、Macでも、すぐに実践できる方法です。
STEP1:「一時退避」フォルダをつくる
まずはデスクトップ上に「一時退避」などの名前でフォルダを作りましょう。(先頭に「_」をつけるとフォルダリストの一番上に表示されます)
デスクトップ上のファイルを、いったんすべてこのフォルダに移動させましょう。
これだけで一気に画面がスッキリし、気分も整理しやすくなります。「とりあえず片付ける」から始めるのがコツです。
この「一時退避」作戦は本当におすすめ!まずは視覚的にスッキリさせることで、心理的に「よし、整理するぞ」という気持ちになれるんです。
STEP2:日付や案件別にサブフォルダを用意
次に「_一時退避」フォルダの中に、いくつかのサブフォルダを作ります。
例えば:
- 「202505_企画資料」
- 「A社_プロジェクト」
- 「個人用_メモ」
日付や案件名をフォルダ名の頭につけることで、自動的に関連ファイルがまとまって表示されるようになります。
実際、私のチームでは統一したフォルダ命名ルールを導入後、ファイル検索時間が目に見えて短縮されました。
STEP3:週1で「見直しタイム」設定
整理は習慣化することが大切。毎週金曜日の退勤前15分など、定期的な「見直しタイム」を設定しましょう。
カレンダーにリマインダーを設定しておくと忘れません。このとき「今週作成したファイルをフォルダに整理する」「不要なものを削除する」などのタスクを行います。
週1回の整理を3か月続けると、自然と習慣化され、整理された状態を維持できるようになります。
私は仕事の始めに「デスクトップ整理」をしています。1日経つと「いる・いらない」の判断が明確になるんですよね。続けると習慣になりますよ!
STEP4:「必要」「保留」「削除候補」で仕分け
見直しタイム中は、ファイルを3つに分類していきます。
- 必要 - 頻繁に使うもの → 適切なフォルダへ
- 判断基準:過去2週間以内に開いたファイル
- 作業中の企画書、頻繁に参照する資料など
- 保留 - 今後使うかもしれないもの → 一時保管フォルダへ
- 判断基準:1〜3ヶ月以内に必要になる可能性があるもの
- 月次レポート、進行中プロジェクトの参考資料など
- 削除候補 - もう使わないもの → 削除(または削除候補フォルダへ)
- 判断基準:3ヶ月以上開いていないファイル
- 古いバージョン、終了したプロジェクトの作業ファイルなど
特に「削除するのが怖い」と感じる場合は、「_削除候補」フォルダを作っておいて、3ヶ月経って開かなかったら削除するというルールを作るのもおすすめです。
STEP5:クラウドや外部ストレージへ移動 or 削除
最後に、長期保存が必要なファイルはクラウドストレージ(GoogleドライブやOneDriveなど)や外付けHDDに移動させましょう。
デスクトップは「作業台」であって「倉庫」ではありません。
長期保存するファイルを別の場所に移すことで、デスクトップをいつもスッキリした状態に保てます。
デスクトップは「今、作業中のファイル」だけを置く場所だと割り切ると、整理がグッと楽になります。終わったら「片付ける」という習慣が大事です。
🔥 よくある悩み:「デスクトップのファイルだけ削除したい」時は?
すべてのファイルを一気に削除したい場合、いくつかの方法があります。
Windows編(コマンド or 手動)
コマンドプロンプトを使う方法:
del /Q "%USERPROFILE%\Desktop\*.*"
※注意:フォルダは残りますが、ファイルは確認なしで一括削除されます!
もしくは、デスクトップの何もない場所で右クリック → 表示 → 詳細 → 種類で「ファイル」だけを選択して削除することもできます。
Mac編(Finderで「ファイルのみ」検索 → 削除)
- デスクトップで⌘ + F(検索)
- 種類を指定して「ドキュメント」などを選択
- ファイルだけ選んでゴミ箱へ移動
安全にやるなら?
急いでいても、一時フォルダに移してから整理・削除するのが一番安全でおすすめです!
一度、大事なファイルをうっかり消してしまった経験があります…。直接削除するより、一時フォルダに移すほうが絶対安全です。念のため!
おすすめ整理ルール&フォルダ名の例
効率的に整理するためのおすすめルールをいくつかご紹介します。
フォルダ命名のルール
- 日付+内容: 「202505_企画資料」「202505_A社MTG資料」
- プロジェクト名+種類: 「A社プロジェクト_企画書」「B社_画像素材」
- ステータス識別: 「_保留」「_提出済」「_確認待ち」など
ファイル名の付け方
「YYYYMMDD_内容_関係者.拡張子」の形式を使うと、自動的に時系列で並び、検索も楽になります。
例:
20250505_A社提案書_最終版.pptx
20250512_週次MTG_議事録.docx
特に複数の人と共同作業する場合は、ファイル命名ルールを統一すると効率が格段に上がります。
チームでこのルールを導入したら、「どれが最新?」という無駄な確認が激減!単純だけど、効果ありますよ。
ショートカットの活用法
よく使うフォルダやファイルは、デスクトップにショートカットを置くという方法も。本体は整理された場所に保存しつつ、アクセスの良さも確保できます。
よくある質問(FAQ)
Q: せっかく整理しても、またすぐに散らかってしまいます。どうすれば良いですか?
A: 週1回の「整理タイム」を必ず設定し、カレンダーに予定として入れましょう。また、保存時に「この場所で良いのか」と一瞬立ち止まる習慣をつけることも効果的です。始めは意識的に、やがて無意識にできるようになります。
Q: 仕事用と個人用のファイルを分ける良い方法はありますか?
A: デスクトップに「_仕事」と「_個人」という2つの大きなフォルダを作り、その中でさらに細分化するのがおすすめです。また、仕事用と個人用で異なる色のフォルダアイコンを設定すると、視覚的にも分かりやすくなります。
Q: デスクトップの壁紙も整理に関係しますか?
A: はい、シンプルな壁紙を選ぶと、アイコンが見やすくなり、整理しやすくなります。また、壁紙に「整理整頓」を思い出させる言葉や画像を設定すると、意識づけになります。
まとめ:デスクトップは「作業台」→スッキリしてこそ本領発揮
今回ご紹介した整理術は、特別なスキルもアプリも必要のない、シンプルな方法です。
ポイントは次の3つ:
- 「完璧」を目指さず、まずは「見た目をスッキリ」させること
- 週1回の「整理タイム」を習慣化すること
- 「デスクトップ=作業台」と割り切り、保存は別の場所にすること
整理が苦手だった私も、この方法を実践してから仕事の効率が劇的に向上しました。探し物の時間が減り、集中力も上がり、画面共有の際の印象も良くなりました。
整理は「面倒なタスク」ではなく「快適さを手に入れるための投資」。
この「思考のスイッチ」が、あなたの働き方を変えるきっかけになるはずです。つまり、「整理=面倒」から「整理=投資」という発想の転換です。小さな習慣の積み重ねが、大きな成果につながるんです。
明日の仕事がちょっとラクになる。 そんなきっかけに、今日から「デスクトップ整理習慣」、始めてみませんか?