思考のスイッチ ~考えるきっかけを作る~

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プログラマーのケアレスミスが減らない原因と対策5選|今日から試せる方法

プログラミング効率化,エンジニアスキル,チェックリスト活用

こんにちは、ひろです!

プログラマーのみなさん、こんな悩みに心当たりはありませんか?

「コードレビューで毎回同じようなケアレスミスを指摘される...」
「上司から『また同じミス?』と言われて落ち込む...」
「設計書の体裁がズレていたり、昔指摘されたことがまた出てきたり...」
「認識のズレもあって、作り直しになることもある...」

何度も見直しているのに、なぜか指摘が減らない...そんなあなたに、今日から実践できる対策をお伝えします。

私も何度も経験しました。レビュー前に確認したはずなのに「またか...」と言われると、ほんと心が折れそうになりますよね💦

プログラマーのケアレスミスが減らない根本原因

まず最初に言いたいのは、ケアレスミスが多いからといって、あなたのスキルや能力が足りないわけじゃないということ。

SE・プログラマーは"考えるのが仕事"だから見落としが増える

【思考のスイッチ①】「能力不足」→「注意力の配分問題」

私たちSEやプログラマーは「考える」ことがメインの仕事です。複雑な仕様を理解して、バグが起きないようにロジックを組み立てていく。そこにはものすごい集中力と頭脳が必要です。

だからこそ、どうしても「細かい確認作業」は後回しになりがちなんですよね。これは逆に言うと、仕事に集中している証拠でもあります。

「気をつける」だけでは脳のキャパを超える

「次からは気をつけよう!」という意識だけで乗り切ろうとしても限界があります。人間の脳にはキャパシティがあるので、疲れたり締切に追われたりすると、どうしてもミスは出てしまいます。

大切なのは、頭を使わずにミスを防ぐ"仕組み"を作ることなんです。

「気をつけます!」と精神論だけで頑張ってた時期があって、でも結局同じミスを繰り返していました。根性論じゃ解決しないんですよね...😅

よくあるプログラマーのケアレスミスとその原因

プログラマーによくあるケアレスミスには、主に次のようなものがあります。

設計書の文言や体裁のズレ

具体例: 全角・半角の混在、箇条書きの書式不統一、テーブル書式のバラつきなど

過去の指摘が何度も再発する

具体例: 命名規則違反、コメント不足、例外処理の漏れなど、一度直したはずなのにまた同じミスをしてしまう

認識のズレによる実装ミス

具体例: 「この機能はAのみ対応」と思っていたら「A+Bに対応」だった、といった齟齬から修正が必要になる

認識のズレが一番コストがかかる...。「こう理解してた」が間違ってると、数日分の作業がパーになって精神的にもキツイですよね💧

プログラマーのケアレスミスを減らす5つの対策|今日から試せる方法

【思考のスイッチ②】「完璧を目指す」→「仕組みで防ぐ」

では実際に、どうすればケアレスミスを減らせるのでしょうか?今日から始められる具体的な対策を5つご紹介します。

①着手前に「すり合わせタイム」をつくる

作業に入る前に「この仕様はこういう意味だよね?」「この部分の優先度はどうなの?」など、認識を合わせる時間を意識的に作りましょう。

✒️具体的な実践法

タスク着手前に5分でも良いので設計者や先輩に「ちょっといいですか?」と声をかけ、「この機能の〇〇部分ですが、△△という認識で合ってますか?」と確認する。

たった10分の事前確認が、後々の大きなズレを防いでくれます。特に複雑な機能や、初めて担当する領域では必須です。

これ超大事!「質問するのが恥ずかしい」と思わず、分からないことは着手前に確認する習慣が時間もメンタルも守ってくれますよ👍

②過去の指摘は「自作チェックリスト」に変える

過去に指摘されたことをただメモするだけでなく、チェックリストとして整理しましょう。

チェックリストの例

  1. 変数名は命名規則に沿っているか
  2. コメントは最新の状態か
  3. 例外処理は漏れなく実装されているか
  4. 設計書との整合性は取れているか
  5. 前回指摘された「型の不一致」をチェックしたか

自分だけのチェックリストを育てていくことで、同じミスを繰り返さない環境が整います。

チェックリストって地味だけど効果絶大。忙しい時ほど、こういうチェックリストが大事になります!

③"見直すタイミング"をルール化する

【思考のスイッチ③】「適当な見直し」→「決まったタイミングでの確認」

「設計後」「実装後」「プルリクエスト前」など、チェックするタイミングを明確にルール化しましょう。

実践例

  • コーディング終了後→必ず15分の「セルフレビュータイム」を設ける
  • 設計書提出前→チェックリストで確認する時間を5分確保する
  • 週の終わり→過去の指摘事項を振り返る時間を設ける

何となく「終わったら見直そう」ではなく、具体的なルールにすると習慣化しやすいです。

④「判断」を減らして、機械的な作業に落とし込む

人間が判断する項目を減らすことも重要です。

具体的な方法

  • コードの整形は自動フォーマッターに任せる(VSCodeの設定で保存時に自動整形)
  • 命名規則チェックはESLintなどのツールを使う
  • 設計書の体裁チェックはテンプレートや自動化ツールを検討する
  • よく出るミスは「検索&置換」で一括チェック

判断の負荷を減らすことで、本質的な部分に集中できるようになります

判断を減らすって実は最重要。疲れてるときほど「これでいいかな?」の判断ミスが出やすいから、極力自動化しましょう💡

⑤完璧を求めず「再発防止」に意識をシフトする

【思考のスイッチ④】「ミスをなくす」→「同じミスを繰り返さない」

ミスをゼロにするのは現実的ではありません。大切なのは同じミスを繰り返さない仕組みづくりです。

✒️今日からできる実践法

指摘を受けたら「なぜこのミスを見逃したのか?」を5分だけ考え、自分のチェックリストに追加する。このシンプルな習慣だけでもミスの再発率は大きく下がります。

「またやってしまった...」と落ち込むより「なぜ起きた?どう防ぐ?」と前向きに捉え直す思考のスイッチが大切です。

完璧主義だと精神的にも辛くなります。「同じミスを減らす」が現実的な目標として効果的ですよ🌟

実際にあった話|チェックリスト化の効果

実は私、同じような相談を受けたことがあります。

ある方から「プログラマーだけど、ケアレスミスが減らなくて困っている」という相談があり、私は「過去の指摘をチェックリスト化しては?」とアドバイスしました。

その方は「メモはしていたけど、チェックリストにはしていなかった」と話し、「チェックリストを作ってみます!」と前向きな返事をいただきました。

メモとチェックリストの違い
メモ: 思い出すための情報
チェックリスト: 行動に繋がる確認項目

同じ情報でも、形式を変えるだけで効果が変わってくるんです。

相談が役に立ったみたいで嬉しかったです。誰かの一歩を後押しできるって、やりがいがありますね😊

まとめ|今日から試せる「思考のスイッチ」でケアレスミスを減らそう

プログラマーやSEは考えることに集中する仕事です。だからこそケアレスミスが出るのは自然なこと。でも、そこで「気をつけるだけ」では限界があります。

今日からできる一番シンプルな対策:自分専用のチェックリストを作り始めること

大事なのは、ミスを防ぐ仕組みを作って、あなたの頭をクリアに保つこと。つまり「ミスを減らす」という課題に対する思考のスイッチが必要なんです。

プログラマーのための「思考のスイッチ」まとめ

Before(従来の考え方) After(新しい視点)
「能力不足」が原因 「注意力の配分問題」だと捉える
完璧を目指す 再発を防ぐ仕組みを作る
気合で乗り切る システム化して支える
適当な見直し 決まったタイミングで確認
ミスをなくす 同じミスを繰り返さない

この思考の転換があれば、プログラミングの本質的な部分により集中でき、結果的に品質も向上していきます。

ぜひ今日から、チェックリストや認識合わせを取り入れてみてください!うまくいった方法や独自の工夫があれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

みなさんの「ケアレスミスとの戦い」を応援しています!