こんにちは、「思考のスイッチ」のひろです!
「システムエンジニア(SE)って残業が多くて大変そう…」 「IT業界はブラックって聞いたけど、実際どうなの?」
そんな声をよく聞きますが、実はSEは非常にやりがいがあって魅力的な職種なんです。
確かに大変な面もありますが、それ以上に得られるものが多い仕事だと、現役SEの私は実感しています。
この記事では、SEの真の魅力やリアルな仕事内容、そして正直な大変さまで、現場目線で分かりやすくお伝えしていきますね。
「ブラック」のイメージが先行しがちですが、実際働いてみると社会貢献度が高くて成長できる素晴らしい仕事だと感じています!
- システムエンジニア(SE)とは?具体的な仕事内容を解説
- 【現役SEが語る】システムエンジニアの魅力・やりがい7選|未経験者向け解説
- SEの年収を徹底解説【2025年最新データ】
- SEの大変な点・デメリット|現場のリアルな声
- SEに向いている人・向いていない人【適性診断付き】
- SEの将来性|なぜ今がチャンス?
- 未経験からSEになる3つのステップ
- SEのよくある質問Q&A
- まとめ:思考のスイッチを切り替えて、SEの本当の魅力を知ろう
システムエンジニア(SE)とは?具体的な仕事内容を解説
システムエンジニア(SE)は、ITシステムの設計や開発を行う技術職です。
SEの主な仕事内容
- 要件定義:お客様の「こんなシステムが欲しい」という要望を聞き取る
- システム設計:要望を実現するための設計図を作成する
- 開発管理:プログラマーと連携してシステムを完成させる
- テスト・運用:システムが正しく動くかチェックし、運用をサポートする
SEの主な役割は「聞く」「考える」「まとめる」「作る」こと。大手企業では設計・管理が中心ですが、中小企業では実際にプログラミングも行うことが多く、設計から開発まで幅広く担当するのが一般的です。
現役SEの1日のスケジュール例
9:00-10:00 チーム朝会・進捗確認
10:00-12:00 設計書作成・レビュー
13:00-15:00 お客様との要件確認会議
15:00-17:00 プログラマーとの技術相談・指導
17:00-18:00 翌日の準備・ドキュメント整理
お客様の曖昧な要望を具体的なシステムに落とし込むのは難しいですが、それができた時の達成感は格別です!
【現役SEが語る】システムエンジニアの魅力・やりがい7選|未経験者向け解説
① 手に職をつけられる、転職市場で圧倒的に有利
専門的なITスキルがあれば、どの会社でも通用しやすいのがSEの大きな魅力です。
転職サイトを見れば分かりますが、SE・エンジニア系の求人は常に豊富。技術力さえあれば会社に依存せずキャリアを築けますし、未経験からでも挑戦しやすい職種でもあります。
② 高収入が期待できる!他職種より年収が高め
後ほど詳しく解説しますが、IT業界全体の平均給与は他業界と比べて高めで、SEも例外ではありません。
経験を積めば年収700万円以上も十分に狙えるのが、SEの魅力の一つです。
③ デジタル時代のモノづくりの楽しさを実感
ソフトウェア開発は、デジタル上でのモノづくりです。
設計だけでなく、実際に自分の手でコードを書いてシステムやアプリケーションを作り上げる達成感は格別。要件や設計が毎回異なるため、ルーチンワークにならないのも魅力的ですね。
特に中小企業では、設計から実装まで一貫して担当できるため、「自分が作った!」という実感をより強く感じられます。
実際に私が担当した金融システムプロジェクトでは、要件定義から設計、そして実際のコーディングまで手がけ、2年かけて作ったシステムが稼働した瞬間、チーム全員で拍手したのを今でも覚えています。
④ 社会インフラを支える誇り、圧倒的な社会貢献度
SEは社会インフラを支える重要な仕事です。
- 銀行のATMシステム
- 交通系ICカードのシステム
- 電力システム
- 医療システム
- ECサイトやアプリ
自分が関わったシステムが身近で利用されているのを見ると、やりがいを強く感じるものです。
⑤ 最先端IT技術に常に触れられる環境
IT技術は日々進化しており、クラウド、AI、IoT、ブロックチェーンなど新しい技術に常に触れられます。
最新技術を学び続けることで、市場価値の高い人材として成長し続けられるのもSEの魅力です。
⑥ 様々な業界の裏側を知れる面白さ
現在、システムを活用していない業界はほとんどありません。
金融、医療、製造、小売、食品メーカー、物流など、幅広い業界のシステム開発に関わる機会があります。各業界の専門知識を身につけながら働けるのは、SEならではの面白さですね。
⑦リモートワーク中心の柔軟な働き方
IT業界はリモートワークが最も進んでいる業界の一つです。
オンライン上で作業が完結することが多く、自宅での作業も可能。また、都市圏に仕事が集中しているため転勤も少なく、ライフスタイルに合わせた働き方を選びやすいのも魅力です。
コロナ禍でリモートワークが一気に普及しました。通勤時間が短縮され、家族との時間も増えて働き方が大きく変わりました!
SEの年収を徹底解説【2025年最新データ】
SEの年収は他職種と比べて高水準です。まずは視覚的にデータを確認してみましょう。
詳細なデータと企業規模別比較は[こちらの詳細版]をご覧ください。
具体的なデータを見てみましょう。
SEの平均年収(経験年数別)
経験年数 | 平均年収 | 年収レンジ |
---|---|---|
未経験〜2年 | 350万〜450万円 | 300万〜500万円 |
3〜5年 | 450万〜600万円 | 400万〜700万円 |
6〜10年 | 600万〜800万円 | 550万〜900万円 |
10年以上 | 750万〜1000万円+ | 700万〜1200万円+ |
企業規模別の年収差
大手IT企業(従業員1000名以上)
- 平均年収:650万〜850万円
- 福利厚生も充実
中小IT企業(従業員100〜999名)
- 平均年収:500万〜700万円
- 裁量権が大きい場合も
フリーランスSE
- 月単価:60万〜100万円(年収720万〜1200万円)
- スキル次第でさらに高収入も可能
私の周りでも、スキルを磨いて転職や独立で年収を大幅アップさせた仲間が多数います。努力が報われやすい職種だと思います!
SEの大変な点・デメリット|現場のリアルな声
魅力的な面が多いSEですが、正直に言うと大変な部分もあります。現場で10年以上働いている私が感じるリアルな大変さをお伝えします。
① 納期に追われる日々(残業・休日出勤の現実)
プロジェクトには必ず納期があります。
想定外の問題や仕様変更により予定通りに進まないことが多く、納期に追われるため残業や休日出勤が発生しやすいのは事実です。
ただし、スキルアップやチームとの信頼関係構築により、徐々に改善できる部分でもあります。
② 技術の進歩が早い(常に勉強が必要)
SEは技術スキルだけでなく、コミュニケーション能力や交渉力、ドキュメント作成スキルなど幅広い能力が求められます。
また、IT技術の進歩が早いため、常に新しい知識を学び続ける必要があります。「勉強が嫌い」な人には正直きつい職種かもしれません。
③ 責任の重さとプレッシャー
上流工程の失敗はプロジェクト全体に大きな影響を与えるため、常に責任とプレッシャーを感じながら仕事をすることになります。
④ クライアントとの技術的コミュニケーションの難しさ
お客様がIT知識に詳しくないことも多く、専門的な内容を相手のレベルに合わせて分かりやすく説明するスキルが求められます。
また、プロジェクト中に問題が発生した際の適切な報告タイミングや状況説明も重要。雑談が得意である必要はありませんが、仕事に必要な説明や相談を適切にできることが大切です。
⑤ チームでの動き方を意識する必要がある
チームで業務を進めるため、自分だけでなくチーム全体の動きを意識し、協調性が必要となります。
⑥ 上流工程中心の場合、実装の楽しさを感じにくいことも
大手企業のSEの場合、設計書作成が主な業務で、実際のプログラミングはプログラマーが担当することがあります。そのため「モノづくりの楽しさ」を感じる一方で、「自分の手で作った実感がない」という声もあります。
一方、中小企業では設計からコーディングまで一貫して担当することが多いため、よりダイレクトな作る楽しさを感じられる傾向にあります。
⑦ ユーザーからのフィードバックを受け取りにくい場合がある
クライアントが企業のシステム担当者である場合が多く、システムを利用するエンドユーザーの声を直接聞く機会が少ないことがあります。
プレッシャーは確かにありますが、それを乗り越えた時の成長実感は他では得られない貴重な経験だと思います。
SEに向いている人・向いていない人【適性診断付き】
SEとして活躍するために重要な適性をチェックしてみましょう。
重要なのは「雑談が上手」や「話好き」ではなく、仕事で必要な説明や報告ができるかどうかです。内向的な人でも十分に活躍できる職種なので、安心してくださいね。
✅ SEに向いている人の特徴
- 論理的に考えるのが好き
- 新しいことを学ぶのが苦にならない
- 技術的な内容を分かりやすく説明できる
- 問題が起きた時に適切に報告・相談ができる
- 責任感が強い
- ITやコンピューターに興味がある
- チームで働くのが好き
- 問題解決が得意
❌ SEに向いていない人の特徴
- 変化を嫌う
- 勉強が大嫌い
- 技術的な説明が極端に苦手
- 報告・連絡・相談ができない
- 責任を負いたくない
- ルーチンワークが好き
- ITに全く興味がない
適性診断チェックリスト
以下の質問に「はい」で答えられる数をチェックしてみてください。
- パズルやゲームで問題を解くのが好きですか?
- 新しいアプリやツールを試すのが楽しいですか?
- 複雑なことを相手に分かりやすく説明するのが得意ですか?
- 困ったときに素直に相談や報告ができますか?
- チームで何かを成し遂げるのが好きですか?
- 継続的に学習することに抵抗はありませんか?
結果
- 5〜6個:SEに非常に向いています!
- 3〜4個:適性はありそうです。挑戦してみる価値あり
- 0〜2個:他の職種も検討してみましょう
文系・理系問わず、これらの資質があればSEとして成功できる可能性は十分にあります。
実際にあなたの適性をチェックしてみましょう!
ちなみに私は3個でしたが、現在SEとして活躍できています。少ないからといって気にすることはないですよ!
SEの将来性|なぜ今がチャンス?
IT人材不足は今後も続くと予測されています。
具体的なデータで見るSEの将来性
経済産業省の調査結果
- 2030年には最大79万人のIT人材が不足
- デジタルトランスフォーメーション(DX)推進により需要急増
- SEを含むIT人材の需要はますます高まる見込み
注目される分野
- AI・機械学習
- クラウドエンジニアリング
- セキュリティ
- IoT・組み込みシステム
- Web・モバイルアプリ開発
つまり、SEは将来性抜群の職種と言えるでしょう。
私の実感としても、案件は常に豊富で、優秀なエンジニアは引く手あまたです。今から始めても全然遅くないと思います!
未経験からSEになる3つのステップ
「未経験だけどSEになりたい!」という方向けに、具体的なステップをご紹介します。
まずは全体の流れを確認してみましょう。
それでは、各ステップを詳しく解説していきます。
ステップ1:基礎知識の習得(3〜6ヶ月)
学習すべき内容
- プログラミング言語(Java、Python、JavaScriptなど)
- データベースの基礎
- ネットワークの基礎
- システム開発の流れ
おすすめの学習方法
- オンライン学習サイト(Progate、Udemy)
- プログラミングスクール
- 書籍での独学
ステップ2:資格取得でスキル証明(1〜3ヶ月)
取得すべき資格
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- Oracle認定資格(データベース)
ステップ3:転職活動・就職活動
ポイント
- ポートフォリオ作成(学習の成果を見える化)
- 未経験歓迎の求人を積極的に狙う
- SES企業も貴重な経験の場として検討
- 志望動機で学習への熱意と将来のビジョンをアピール
- 30代の方:社会人経験をどう活かすかを具体的に説明
避けた方が良い会社の特徴
- 3次請け以下の下請け企業(単純労働が多くスキルアップしにくい)
- 研修制度が整っていない会社
- 離職率が異常に高い会社
- 設計書のみで実装経験を積めない環境(コーディングスキルも身につけたい場合)
年齢は確かに一つの要素ですが、それ以上に「学習意欲」と「熱意」が重要視される業界です。諦めずにチャレンジしてみてください!
SEのよくある質問Q&A
Q1: 「SEはやめとけ」って聞いたけど本当?
A: 一概には言えません。確かに大変な面もありますが、やりがいや成長、収入面でのメリットも大きい職種です。重要なのは自分の価値観や適性に合うかどうかです。
Q2: 文系でもSEになれますか?
A: もちろん可能です!実際に私の周りにも文系出身のSEはいます。論理的思考力と仕事で必要な説明・報告能力があれば、文系でも十分活躍できます。雑談が苦手でも全く問題ありません。
Q3: 30代未経験でもSEになれますか?
A: 努力次第で十分可能です!確かに20代より準備は必要ですが、30代ならではの社会人経験や責任感は大きな武器になります。前職の経験を活かせる分野があればより有利ですが、なくても諦める必要はありません。年齢を理由に夢を諦めるのはもったいないです!
Q4: SEからのキャリアパスは?
A: 多様で魅力的な選択肢があります:
- プロジェクトマネージャー:チーム全体を統括
- ITコンサルタント:経営視点でIT戦略を提案
- システムアーキテクト:技術的なスペシャリスト
- フリーランス・独立:自分のペースで高収入を目指す
- 起業:自分のサービスを世に送り出す
SEで培った経験は、どの道に進んでも必ず活かされます!
具体的なキャリアパスと年収目安を図で確認してみましょう。
まとめ:思考のスイッチを切り替えて、SEの本当の魅力を知ろう
「SEはブラック」「大変そう」というイメージから、「やりがいがあって将来性の高い職種」へと思考のスイッチを切り替えてみませんか?
確かに大変な面もありますが、それ以上に
- 高い社会貢献度
- 継続的な技術成長
- 他職種より高い収入
- 柔軟な働き方
- 抜群の将来性
といった魅力があふれる仕事なんです。
現役SEとして断言します。SEは「手に職をつけて安定したキャリアを築きたい」と考える方にとって、年齢問わず最高の選択肢の一つです。
SEという職種に少しでも興味を持った方は、まず基本的なプログラミング学習から始めてみてください。きっと新しい可能性が見えてくるはずです。
今すぐ行動を起こそう!
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「30代だから遅い」「文系だから無理」「経験がないから...」そんな思い込みは今日で卒業!あなたの可能性は、あなた自身が思っているよりもずっと大きいはずです。
現役SEとして、皆さんのチャレンジを心から応援しています!
迷った時は「やってみる」が一番!SEの世界は思っているより温かくて、成長できる環境が整っていますよ。
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