「SEってつらいって聞くけど、実際どうなの?」 「もしかして、自分にはSEが向いてないのかな...」
こんにちは、ひろです。
システムエンジニア(SE)として現場に立ち続けて10年以上、少人数チームのリーダーや管理職も経験してきました。正直言うと、僕自身も「もう無理かも...」と思った瞬間は何度もあります。
でも同時に、「この仕事やっててよかった」と心から感じる瞬間もたくさん経験してきました。
厚生労働省が公開している令和4年雇用動向調査結果の概況によると、SEを含むエンジニアの離職率は11.9%。全職種の平均離職率15.0%と比べてエンジニアの離職率は低いという事実がある一方で、実際にSEを辞めたいと感じる人は決して少なくありません。
この記事では、SEがつらいと感じる本当の理由と、それでも続けられる人の特徴、そして自分に合った働き方を見つけるヒントをお伝えします。
僕も新人時代は毎日「向いてない」って思ってました。でも今振り返ると、環境や考え方次第で全然変わるんですよね。
- SEは本当につらい?統計データから見る現実
- SEが辛いと感じる具体的な理由7選
- 年代・経験年数別:SEがつらく感じるポイント
- SEに向いてない人・向いている人の特徴【診断チェック】
- SEを辞めたくなったときの選択肢と対処法
- それでもSEを続けたい人へ|楽になる考え方と働き方
- SEの転職を成功させるなら、まずはプロに相談してみよう
- 思考のスイッチ:「つらい」から「成長」への転換
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:SEの「つらい」は、未来を変えるサイン
- ひろからのメッセージ
SEは本当につらい?統計データから見る現実
SEの離職率は本当に高いのか?
「SEはブラック企業が多い」「離職率が高い」という話、よく耳にしますよね。
令和4年に厚生労働省が実施した産業別入職率・離職率の調査によると、SESを含むIT企業全体の離職率は6.4%となっています。実は、IT業界全体の離職率は他業界と比較して決して高くありません。
厚生労働省が2021年に発表した「年雇用動向調査結果」によると、IT業界の離職率は9.1%となっているためです。
ただし、これは業界全体の数字。SES企業の中には離職率が10〜30%と高い企業も存在するのが現実です。
SEの年収事情:格差の実態
厚生労働省が公表している「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、システムエンジニア(基盤システム)の平均年収は約684万円、システムエンジニア(業務用システム)の平均年収は約557万円でした。
しかし、年収には大きな格差が存在します。
- 大手SIer(元請け): 800万円〜1,000万円超 ※NTTデータ、富士通、NECなど
- 中堅SIer(2次請け): 500万円〜700万円 ※大手から業務を受託する企業
- 下請けSIer(3次請け以下): 300万円〜500万円 ※実際の開発作業を担当する企業
❓SIer(エスアイアー)とは?
System Integrator(システムインテグレーター)の略で、企業のシステム開発を一括で請け負う会社のことです。
同じSEでも働く会社の立ち位置で年収が何百万円も違うのは、業界の大きな問題です。でも知っておけば対策できますよ。
多重下請け構造という根深い問題
IT業界には「多重下請け構造」という独特の仕組みがあります。
多重下請け構造が生じる理由は、主に次の2つです。発注者から受けた案件を元請けの従業員だけで対応するためには、多くの人員が必要です。必要な人員を自社で確保するためには、当然のことながら多くのコストがかかります。
🔻具体的な構造
- 1次請け(元請け): 顧客から直接受注、要件定義・設計を担当
- 2次請け: 開発・プログラミングを担当
- 3次請け: テスト・運用保守を担当
- 4次請け以下: 単純作業や人手不足の補完
下位になるほど利益が削られ、労働環境が悪化する構造的問題があります。
SEが辛いと感じる具体的な理由7選
【構造的な問題】なぜSEの労働環境は厳しいのか
①多重下請け構造による「ピンハネ」問題
理由は簡単で、下請けになるほど間の会社にマージン(利益)を抜かれるからです。
💰 お金の流れ(実例)
階層 | 受取金額 | 利益 | SE給与 |
---|---|---|---|
顧客支払額 | 100万円/月 | - | - |
1次請け | 100万円 | 30万円 | - |
2次請け | 70万円 | 20万円 | - |
3次請けSE | 50万円 | - | 実質手取り |
②常に新しい技術を学び続けなければならない
IT業界の技術進歩は本当に早いです。昨日まで使っていた技術が、今日には古いと言われることも。
📚 学習が必要な分野例
- 新しいプログラミング言語
- フレームワークのアップデート
- セキュリティ対策の進化
- クラウド技術の変化
【プロジェクト運営の問題】現場でよくあるストレス
③曖昧な要件と突然の仕様変更
😱 よくある現場の声
- 「やっぱりここを変更してほしい」
- 「追加でこの機能も欲しい」
- 「画面のデザインを全部変えたい」
開発の途中で要件が変わることは日常茶飯事。それまでの作業が無駄になることも。
④客先常駐による人間関係のストレス
下請けSIerは客先で働くのが基本です。
🏢 客先常駐の悩み
- 常駐先の文化になじめない
- 社外の人との微妙な立場関係
- 自社の同僚とのコミュニケーション不足
- 帰属意識の希薄化
【労働条件の問題】責任と待遇のアンバランス
⑤責任は重いが裁量権は少ない
「バグがあったらSEの責任」でも「仕様を決めるのは上流工程」という矛盾。
下請けSEは実装を担当するものの、根本的な設計や仕様決定には関われないことが多いです。
⑥長時間労働と納期プレッシャー
経済産業省の調査では、SE関連職種は月の残業時間が平均30時間超という結果に。
⏰ 残業が増える原因
- 人手不足による一人当たりの負担増
- 短すぎる納期設定
- 想定外のトラブル対応
- テスト工程での仕様不具合発覚
⑦評価制度の不明確さ
チームでの成果なので、個人の頑張りが埋もれがち。技術的な貢献よりも「トラブルを起こさない」ことが評価される場合も。
📝 ここまでのまとめ
SEがつらいと感じる理由は大きく3つのカテゴリに分けられます。
- 構造的問題 → 業界の仕組み自体に課題
- プロジェクト運営問題 → 現場レベルでの課題
- 労働条件問題 → 個人の働き方に関する課題
重要なのは、これらすべてが「解決不可能」ではないということです。
この7つ、僕も全部経験してます。でも「知っているか知らないか」で対処法は大きく変わりますよ!
年代・経験年数別:SEがつらく感じるポイント
【20代前半・新人SE】技術力不足による不安
🔻典型的な悩み
- エラーメッセージが読めない
- 先輩についていけない
- 質問するタイミングがわからない
- 「向いてないかも」という自己否定
💴年収相場:350万円〜450万円
【20代後半・中堅SE】責任と給与のアンバランス
🔻典型的な悩み
- 責任だけが増えて給与が上がらない
- 後輩指導と自分の成長の両立
- 転職するか悩む時期
- 専門性を深めるか幅を広げるかの選択
💴年収相場: 450万円〜600万円
【30代・リーダークラス】マネジメントと技術の板挟み
🔻典型的な悩み
- プログラミングから離れることへの不安
- チームマネジメントの難しさ
- 上司と部下の間での調整役
- 家庭と仕事の両立
💴年収相場: 600万円〜800万円
【40代以上・管理職】経営と現場の狭間
🔻典型的な悩み
- 新技術についていけない不安
- 若手エンジニアとのギャップ
- 経営層からのプレッシャー
- キャリアの先行き不安
💴年収相場: 700万円〜1,200万円
年代によって悩みは変わりますが、どの段階でも「環境を変える」という選択肢があることを覚えておいてください。
SEに向いてない人・向いている人の特徴【診断チェック】
SEに向いてないかもしれない人の特徴
以下に3つ以上当てはまる人は、もしかするとSE以外の職種の方が向いているかもしれません。
- □ 自由な働き方を最優先したい(フリーランス志向が強い)
- □ 論理的に考えるより感情で判断したい
- □ 一人で集中して作業したい(チームワークが苦手)
- □ 変化を嫌い、同じことを繰り返したい
- □ 細かい作業が苦手
- □ 学習意欲が低い
- □ 責任を負いたくない
- □ コミュニケーションを取りたくない
SEに向いている人の特徴
逆に、以下の特徴がある人はSEとして活躍できる可能性が高いです。
- ✅ コツコツ努力を続けられる
- ✅ 新しいことを学ぶのが好き
- ✅ 論理的に物事を考えるのが得意
- ✅ チームで協力するのが苦ではない
- ✅ 変化に柔軟に対応できる
- ✅ 問題解決が楽しいと感じる
- ✅ 責任感がある
- ✅ 継続学習ができる
完璧に当てはまる必要はありません。僕も最初はチームワークが苦手でした。でも経験とともに成長できますよ!
SEを辞めたくなったときの選択肢と対処法
まずは「環境」を見直してみる
「SEがつらい=SEに向いてない」とは限りません。
今のプロジェクトや職場環境が原因の可能性も高いです。
🔻環境を変える具体的な方法
- 社内での部署異動を相談
- 上流工程への異動希望
- 社内システム部門への移動
- 営業技術支援への転向
- プロジェクトの変更を依頼
- より技術的なチャレンジができる案件
- チームの雰囲気が良い現場
- 残業が少ない案件
- 働き方の改善を上司に提案
- リモートワークの導入
- フレックス制度の活用
- 副業許可の相談
IT業界内でのキャリアチェンジ
SEの経験を活かしながら、違う職種に挑戦する方法もあります。
🔻技術系職種
- 社内SE: 自社システムの運用・保守(平均年収:500-700万円)
- インフラエンジニア: サーバー・ネットワーク管理(平均年収:500-800万円)
- データベースエンジニア: DB設計・運用(平均年収:600-900万円)
🔻マネジメント系職種
- プロジェクトマネージャー: 開発チームの管理(平均年収:700-1,200万円)
- ITコンサルタント: 企業のIT戦略をサポート(平均年収:800-1,500万円)
- プリセールス: 技術営業支援(平均年収:600-1,000万円)
🔻品質・テスト系職種
- テストエンジニア: システムの品質管理(平均年収:400-700万円)
- QAエンジニア: 品質保証(平均年収:500-800万円)
思い切って異業界への転職
「SEの経験は他業界でも評価される」ことを知っておいてください。
🔻SEのスキルが活かせる異業界
- 製造業のDX推進担当
- 金融機関のシステム企画
- 流通業のEC戦略担当
- 官公庁のデジタル化推進
論理的思考力や問題解決能力は、どの業界でも重宝されるスキルです。
選択肢はたくさんあります。一つの会社、一つのプロジェクトで判断するのはもったいないですよ!
それでもSEを続けたい人へ|楽になる考え方と働き方
完璧主義を手放す
「バグゼロを目指す」よりも「問題が起きても素早く対応できる体制を作る」
この考え方の転換だけで、プレッシャーがかなり軽くなります。
🔻具体的な実践方法
- バグは「学習の機会」と捉える
- 100点ではなく80点を目指す
- チーム全体でカバーする仕組み作り
- 失敗を共有する文化の醸成
技術力よりコミュニケーション力を重視
実は、現場では技術力よりも「伝える力」や「調整力」の方が重要な場面が多いです。
🔻重要なコミュニケーションスキル
- わかりやすく説明する能力
- チームの雰囲気を良くする力
- 問題を早めに相談する勇気
- 顧客の真意を汲み取る洞察力
複数のキャリアパスを意識する
🔻技術スペシャリスト路線
- 特定技術の専門家を目指す
- オープンソースへの貢献
- 技術ブログや書籍執筆
- カンファレンスでの発表
🔻マネジメント路線
- チームリーダーを経験
- プロジェクト管理スキルを習得
- 部下育成に注力
- 経営視点を身につける
🔻コンサルタント路線
- 業界知識を深める
- 提案力を磨く
- 顧客との関係構築
- ビジネススキルを習得
副業でスキルアップと収入増を図る
本業の開発案件に携わりながらスキルや経験値を上げるのはもちろんですが、時間が許せば、副業をしながら経験値を上げるのも有効手段の1つになります。
🔻SEにおすすめの副業
- フリーランス案件の受注
- プログラミング講師
- 技術記事のライティング
- アプリ開発・販売
SEならではのやりがいを見つける
- 自分が作ったシステムが実際に使われる喜び
- 複雑な問題を解決できたときの達成感
- 新しい技術を習得できる成長感
- チームメンバーと協力して目標達成する一体感
僕の場合、自分が作ったシステムが社会で利用されているというのが一番嬉しいです!技術的なすごさより、人の役に立てた実感が大切。
SEの転職を成功させるなら、まずはプロに相談してみよう
ここまで読んでいただいて、「転職を考えてみようかな」と思った方もいるかもしれませんね。
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📋 転職相談前に準備しておくと良いこと
無料相談をより有効活用するために、以下を整理しておくと良いでしょう。
🔻現状整理
- 現在の年収と手取り
- 今の仕事で不満に感じていること
- これまでの経験・スキル
- 使用したことのある言語・技術
🔻希望条件
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- 働きたい環境(リモート可能性など)
- やりたい仕事内容
- 絶対に譲れない条件
「まだ転職するか決めてない」という状態でも全く問題ありません。 むしろ、そういう段階での相談の方が、冷静に判断できて良い結果につながることが多いです。
思考のスイッチ:「つらい」から「成長」への転換
ここまで読んでくださった方に、一番大切な「思考のスイッチ」をお伝えします。
「SEがつらい」→「今の環境や考え方を変えるチャンス」
つらいと感じるのは、今の状況があなたに合っていないサインかもしれません。でもそれは、より良い環境や働き方を見つけるための重要な気づきでもあります。
🔻思考の転換例
- 「技術についていけない」→「新しい学習方法を見つける機会」
- 「評価されない」→「自分の強みを再発見するチャンス」
- 「人間関係がつらい」→「コミュニケーション力を伸ばす時期」
- 「給与が低い」→「市場価値を上げる動機」
- 「残業が多い」→「効率化スキルを身につける機会」
あなたの「つらい」は、次のステップへの大切なヒントなのです。
🔻行動計画の立て方
- 現状の「つらい」を具体化する
- 何が一番ストレスなのか
- いつから感じているのか
- 改善可能な部分はないか
- 理想の働き方を明確にする
- どんな環境で働きたいか
- どんなスキルを伸ばしたいか
- どんな成果を出したいか
- 具体的な行動を決める
- 今の環境で改善できること
- スキルアップすべき分野
- 転職を検討するタイミング
よくある質問(FAQ)
Q1: SEを辞めるベストなタイミングはいつですか?
A: 無理をして心や体に不調が出る前がベストです。「もう限界かも」と思う前に、まずは自分の気持ちと向き合いましょう。そして、「改善できることはないか?」を一度考えてみて、それでもつらさが続くなら転職を選択肢に入れてもいいんです。逃げではなく、「より良い未来を選ぶ」ための行動です。
Q2: SEから異業種に転職すると後悔しますか?
A: 人によりますが、後悔の多くは「なんとなく転職した人」に多いです。逆に、「自分が何を求めているか」を明確にして転職した人は、満足度が高い傾向にあります。SEで身につけた論理的思考やITリテラシーは、他業界でも確実に役立ちますよ。
Q3: SEを続けたいけど、つらさが消えません…
A: その気持ち、すごく分かります。まずは「全部ひとりで抱え込まないこと」。社内の先輩や上司、時には外部の相談機関に頼るのも大事です。環境を変える、考え方を変える、働き方を工夫する。それだけでも心がグッと軽くなることがあります。
Q4: 文系出身でもSEとして成功できますか?
A: 可能です。僕自身も文系出身。論理的思考力とコミュニケーション能力があれば、技術は後から身につけられます。大切なのは継続的な学習意欲です。
まとめ:SEの「つらい」は、未来を変えるサイン
SEの仕事は、やりがいと同時にプレッシャーやストレスもつきもの。でも、「つらい」と感じたその瞬間こそ、自分と向き合うチャンスです。
🌟 あなたにできる選択肢
- 環境を見直す → プロジェクトや会社を変える
- 働き方を工夫する → リモートワークや時短勤務
- キャリアチェンジを検討する → 社内SE、コンサルなど
- 続けるための思考法を身につける → 完璧主義からの脱却
どれを選んでも、「間違い」なんてありません。 あなたが自分らしく働ける場所を見つけることが、何より大切です。
📈 データで見るSEの現実(再確認)
- 離職率: 業界全体では6.4%と他業界より低い
- 年収: 平均500-700万円(企業・ポジションで大きく変動)
- 将来性: 2030年まで人材不足が続く見込み
SEという仕事には確かにつらい面もありますが、それ以上に大きなやりがいと可能性があります。
ひろからのメッセージ
僕もかつて「SEを辞めたい」と悩んだ一人です。でも、自分と向き合い、行動したことで少しずつ前に進めました。
悩むのは、あなたが真剣に仕事と向き合っている証拠。 この記事が、そんなあなたの「次の一歩」のヒントになれば嬉しいです。
一緒に、考えながら成長していきましょう!
応援しています!
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