「え、俺ひとりでやるの…?」
配属されて3ヶ月。まだプログラミング技術も自信もないのに、突然「この試作品、ひとりで作って」と言われたら。
不安すぎますよね。心の中で「ムリ!ムリ!ムリ!ムリ!カタツムリ!」って、どこかで聞いた言葉が出ちゃいそうになるの、すごくわかります。
でも実は、この状況って"成長のチャンス"でもあるんです。今回は、そんな悩める新人システムエンジニアさんに向けて、開発経験なしでもプレッシャーとの向き合い方や不安を和らげるコツを、やさしく解説していきますね。
僕も新人時代、「無理ゲー」って思った仕事がありました。でも今思えば、あれが一番成長できた経験でしたね。
なぜ新人なのに開発を任されるのか?
上司は"成長機会"としてあえて任せている
結論から言うと、あなたに任せる=信頼していない、ではありません。むしろ「この経験で大きく成長してくれるはず」と期待されていることが多いんです。
理由は、上司や先輩も同じ道を通ってきているから。「最初はできなくて当然。でも挑戦することで力がつく」ということを、身をもって体験しているんですね。
部下に仕事を任せるって、実は上司も緊張するんです。でもそこを乗り越えてもらいたいから、あえて背伸びの仕事をお願いするんですよ。
最初から完璧を期待していない
上司や先輩は、新人がいきなり高レベルのものを作れるなんて思ってません。それより「どうやって取り組むか」「どこで詰まるか」「どう相談してくるか」を見ているんです。
つまり、完成度よりもプロセスが大切。どんな風に考えて、どんな風に行動するかが評価のポイントなんですね。
できない前提の"トライアルミッション"
今回の仕事は本番製品じゃなく"試作品"。だからこそ、ある程度失敗してもOKな設定になっています。
「本気で取り組んでみて、それでどこまでできるか見てみよう」というチャレンジ枠。そう考えると、少し気持ちが楽になりませんか?
試作品って、まさに「練習試合」みたいなもの。でも上司は「重要な案件だ!」とか言ってくることもありますけどね(笑)
新人SEが「技術がなくて不安」と感じるリアルな声
実際にシステムエンジニア志望の方から寄せられた相談がこちら。
入社5ヶ月目のものです!まだプログラミング経験がほとんどないのに、試作品の開発を1人で任されました。技術もなく、他の業務もあるので不安です…
これ、めちゃくちゃ共感できませんか?でも、こういう声って新人SEのあなただけじゃないんです。
プログラミング初心者でもみんな最初は「できる気がしない…」から始まって、「あ、やれば何とかなるかも」に変わっていきます。その「思考のスイッチ」が入る瞬間が、システムエンジニアとしての成長の第一歩なんですね。
経験別:あなたはどのタイプ?不安パターン診断
📝 完全未経験者タイプ
「プログラミングって何から始めればいいの?」 → 基礎から学べるチャンス!焦らず一歩ずつ進みましょう
💻 少し経験ありタイプ
「学校で習ったけど、実務は全然違う...」 → 応用力を身につける絶好の機会です
🔄 他業界転職タイプ
「前職の経験が全然活かせない」 → 異なる視点こそが新しい価値を生み出します
どのタイプでも、新人SEとしてのスタートは同じ。自分のタイプを知ることで対策も見えてきますよ。
「やっぱ無理…」と思ったときに読む!不安を乗り越える5つの考え方
① わからないのは当たり前!「質問力」がカギ
質問することに罪悪感を持つ必要はありません。
理由は、新人の仕事の一つが「効率よく学ぶこと」だから。ただし、聞くときは「何がわからないのか」「自分なりにどう考えたか」を整理してから相談すると、先輩からの信頼度もアップします。
🔻具体例
- ❌「全然わからないので教えてください」
- ⭕「○○の部分で、△△のエラーが出ます。□□のサイトを調べて試してみましたが解決しません。どこを確認すべきでしょうか?」
準備された質問は、相手も答えやすいんです。
質問上手な新人さんは、本当に成長が早いです。「調べる→考える→聞く」のサイクルができてますね。
② 完璧じゃなくていい。今のベストを出せばOK
新人に求められているのは"完成度100%"じゃなく、あなたのポテンシャルを100%出し切ることです。
理由は、試作品の目的が「デモンストレーション」だから。正常系が動けば十分で、異常系は最小限でOKなんです。
「デモ版ですから」と言えば、お客さんもそれなりに理解してくれます。今のあなたができる最大限の努力をすれば、それで十分なんですよ。
完璧主義になりすぎると、逆に動けなくなっちゃいます。60点でも動くものを作る方が価値がありますよ。
③ 失敗しても大丈夫。そこから学べばOK
失敗は成長のための必要経費です。
理由は、上司や先輩もそれを織り込み済みだから。むしろその失敗から何を学んだか、どう改善したかを見られています。
「失敗して、学んでいきましょう」というのが、先輩たちの本音。失敗を恐れるより、失敗から学ぶ姿勢を大切にしましょう。
僕も新人時代、失敗だらけでした。でもそのたびに「次はこうしよう」って考えるのが楽しくなってきたんです。
④ スケジュールは勝手に背負わず、すぐ相談!
スケジュールや優先度は自己判断せず、チームで決めるものです。
理由は、あなたが思っているより他の人の方が全体像を把握しているから。「タスク多すぎて無理!」と思ったら、まず上司に相談してください。
納期調整や優先順位の見直しも含めて、チームで進めるのが普通なんです。抱え込まないことが、結果的にチーム全体のためになります。
「報連相」って言葉、聞いたことありますよね。特に「相談」は新人さんの特権。どんどん使っちゃいましょう。
明日からできる!新人SE向け3つの具体的アクション
✅ 今日からできることチェックリスト
📋 準備編
- 上司・先輩のスケジュールを把握(質問タイミングを見極める)
- 自分の理解度を整理(わかること・わからないことリスト作成)
- 開発環境の確認(必要なツール・アクセス権の洗い出し)
🗣️ コミュニケーション編
- 1日1回は進捗報告(些細なことでもOK)
- 質問は「調べた内容+具体的な疑問点」セットで
- 困ったら30分以内に相談(抱え込まないルール)
🎯 スキルアップ編
- 先輩のコードを1日10分観察
- 毎日1つの新しい技術用語を調べる
- エラーメッセージをメモして解決方法を記録
チェックリストがあると「何をすればいいか」が明確になって、不安も軽くなりますよね。
筆者の体験:僕も「ムリゲー」から始まりました
実は僕も新人時代、「え、それ俺がやるの?」っていう仕事を振られて不安になったことがあります。
当時はチームのメンバーとして、自分のレベルを超えた案件を任されました。でも面白いことに、学生の頃は一人で「あーでもない、こーでもない」と悩んでいたのに、就職してからはスキルを持った人たちに囲まれているので、単純に質問できるようになったんです。
わからないながらも相談して、資料読んで、先輩のコードを必死に真似して……なんとか形にできたとき、「自分でもやればできるかも」って初めて思えたんです。
「わからない」を素直に言える勇気。それが自分の成長の一歩になりました。現場のリアルな課題と向き合う中で、「自分で考える力」が仕事にも人生にも本当に大切だということを実感したんですね。
学生時代の「孤独な悩み」から「チームでの学び」への変化。これって新人さんの特権でもあるんですよね。
まとめ|思考のスイッチで不安を成長の力に変えよう
不安なのは、がんばりたい証拠です。
「できない自分」から「挑戦する自分」への思考のスイッチ。それが今、新人SEのあなたに必要なことかもしれません。
- いきなり完璧じゃなくていい
- 大事なのは「やってみよう」と一歩踏み出すこと
- 失敗しても、学んでいけばそれでOK
- 今はまだ技術より「姿勢」や「行動力」が何より大切
考え方を変えることで、同じ状況でも全く違って見えてきます。プログラミング初心者でも、システムエンジニアとして成長できる道筋は必ずあります。だからこそ、あなたの今の不安も未来へのヒントなんです。
不安なままでも大丈夫。でも、その一歩を踏み出してみませんか?
🎯 次にやるべきこと
- 明日の朝一で上司に進捗を報告する
- 今日学んだことを1つメモに残す
- この記事のチェックリストを1つ実践してみる
あなたのその挑戦を、現場目線で全力で応援しています!
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