こんにちは、ひろです。
「自分だけ仕事ができない…もしかして向いてないのかな?」
新卒でプログラマーになったあなたが、今そんな気持ちになっているなら、この記事を最後まで読んでもらえればと思います。
実は、あなたのそのつらさは「成長の証拠」なんです。
今回は、新卒プログラマーがつらいと感じる本当の理由と、それを乗り越えるための具体的な解決策をお話ししていきますね。システムエンジニアとして現場に立ち続けてきた私の体験談も交えながら、実用的なアドバイスをお届けします。
【この記事で分かること】
- ✅新卒プログラマーがつらいと感じる5つの理由
- ✅今すぐ実践できる解決策とスキルアップ方法
- ✅現役SEが語る新人時代の失敗談と乗り越え方
- ✅ITエンジニアとして成長するための考え方
新卒の頃の自分を思い出すと、本当に毎日が不安でした。でも今振り返ると、あの時期があったからこそ今があるんだなって思います。
- 最初に伝えたい大切なこと
- 新卒プログラマーがつらいと感じる理由5選【これで悩むのは普通です】
- 「できない」から「まだできない」への転換
- 今すぐできる!つらさを軽減する解決策5選
- どうしてもつらいときの対処法【選択肢はあなたの手の中】
- よくある質問(FAQ)
- 今日からできる3つのステップ【チェックリスト】
- まとめ:今のつらさは未来の自分への投資【最初の一歩を踏み出そう】
最初に伝えたい大切なこと
配属されてから「こんなはずじゃなかった…」って感じていませんか?
コードレビューで緊張しすぎて、簡単な英単語を言い間違えてしまったり。
エラーメッセージを見ても、何が原因なのかさっぱり分からなかったり。
同期がスラスラとコードを書いているのを見て、「自分だけ取り残されている」って思ったり。
そんなとき、頭の中ではこんな声が聞こえてきませんか?
- 「偏差値45の大学出身だから、やっぱり無理なのかな」
- 「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」
- 「こんな低レベルなミスばかりで、将来性なんてない」
でも、ちょっと待ってください。
その悩み、実はとても自然で健全な反応なんです。なぜなら、真剣に仕事と向き合っているからこそ出てくる感情だから。
実は、1年目の人が思うあるあるですが、研修などで勉強したプログラミングの知識って、今思えば基礎的なことで全然実務的ではないんです。
実務が始まってからが新しいスタートだと思った方がいいんです。
プログラミングを知っている先輩方々はその認識ですよ。プログラムを知らない先輩方々は…「なんでわかんないの?」って簡単に言うでしょうけど(苦笑)。
システムエンジニアとして現場に立ち続けてきた経験から言えるのは、「できない」と悩む人ほど、後に大きく成長するということです。
新卒プログラマーがつらいと感じる理由5選【これで悩むのは普通です】
では、なぜ新卒プログラマーはこんなにもつらく感じるのでしょうか?統計的に見ても、ITエンジニアの約70%が1年目に挫折を経験すると言われています。主な理由を5つ挙げてみます。
①プログラミング学習と実務のギャップが想像以上に大きい
学生時代や研修で書いていたコードと、実際の業務で扱うコードはまったく別物です。
- 規模が桁違いに大きい
- 複数人が関わった複雑な構造
- バグやエラーの種類も多種多様
「習うより慣れろ」と言われても、慣れる前に心が折れそうになるのは当然なんです。
【私の体験談】
私も新卒1年目、研修で作った簡単なC言語のプログラムから、いきなりINPUTとOUTPUTがハッキリしたプログラムの修正を任されました。一見簡単そうに見えたのですが、実際にはstrcpyとmemcpyの違いで四苦八苦。今でこそ当たり前の様に使い分けができます!やはり経験は大切なんです。
②エラーメッセージが読めない・解決できない
例えば、こんなエラーメッセージ
Segmentation fault (core dumped)
Bus error
malloc(): memory corruption
このようなメッセージを見ても、最初は何のことかさっぱり分からないですよね。
ググっても日本語の情報が少なくて、時間だけが過ぎていくあの絶望感…よく分かります。
【私の失敗談】
新人時代、Segmentation fault
で終電ギリギリまで格闘していたことがあります。先輩に聞くのも悪いと思って、ずっと一人で考え込んでました。結局、翌朝に先輩に質問したら、さらっと5分で解決…今思えば笑い話ですが、マジで最初はそんなものです。
③コードレビューが恐怖の時間になっている
先輩や上司の前で自分のコードを説明するとき、緊張で頭が真っ白になりませんか?
- 説明がうまくできない
- 簡単な質問にも答えられない
- 専門用語を間違えて使ってしまう
「呆れられているのでは?」「笑われているのでは?」そんな不安が頭をよぎります。
コードレビューは基本的に仕様通りに作られているかの確認工程です。伝えようとする姿勢の方が大切ですよ。
④周りと比較して自信を失う
同期や先輩がサクサクとタスクをこなしているのを見ると、「自分だけできていない」と感じてしまいます。
でも実は、みんな同じようにつまずいているんです。ただ、そのつまずきを表に出さないだけなんですよね。
⑤成果が見えにくく達成感を得られない
プログラミングは、小さな積み重ねが大きな成果につながる仕事です。
でも新人のうちは、日々の成長を実感しにくいもの。「今日も何もできなかった」と思いがちなんです。
管理職として新人さんを見てきた経験から言うと、最初の1年は「できない」が普通です。むしろその期間にどう向き合うかが大切なんです。
「できない」から「まだできない」への転換
ここで大切な思考のスイッチをお話しします。
「自分はプログラマーに向いていない」→「まだプログラマーとしてのスキルを身につけている途中」
この考え方の変化が、あなたの未来を大きく変えます。
専門スキルは一朝一夕では身につかないもの。だからこそ、努力を続けることができる人が最終的に成功するんです。
才能や学歴よりも、粘り強く継続できる力の方がずっと重要なんですよ。
この考え方の転換こそが「思考のスイッチ」の核心です。同じ現実でも、捉え方次第で全く違った景色が見えてきます。
今すぐできる!つらさを軽減する解決策5選
理屈は分かったけど、「今すぐこのつらさをなんとかしたい」というあなたのために、具体的な解決策をお伝えします。まず最初に取り組むべき順番で紹介していきますね。
①日本語で見つからないなら英語で調べてみる
これ、めちゃくちゃ強力な方法です。
エラーメッセージや技術的な問題で詰まったとき、日本語では情報が少なくても、英語圏には豊富な解決事例があります。
具体的な調べ方:
- エラーメッセージをそのまま英語で検索
- "how to fix [エラー名]" で検索
- Stack Overflow、GitHub Issuesを積極的に活用
英語が苦手でも大丈夫。Google翻訳やDeepLを使いながら、コードの部分だけ参考にするだけでも十分効果があります。
ちなみに私は勉強してもJavaだけは分かりません! 入口がC言語だったせいだと言い訳してみたり…。でも、エラー解決やアルゴリズムの考え方は言語を超えて応用できるので、英語検索のスキルは本当に重宝しています。
英語検索は最初は抵抗があるかもしれませんが、慣れると日本語検索より早く解決することも多いです。エンジニアの必須スキルですね。
②「失敗ノート」で同じミスを防ぐ+解決も記録する
つまずいたこと、エラーの原因、解決方法をすべてメモしておきましょう。そして重要なのは、失敗だけでなく解決した点もセットで記録することです。
なぜ記録を残すことが大切なのか?それは、その考えた時間と出した結果に価値があるからです。
エラーと格闘した3時間、調べて試行錯誤した過程、そして最終的にたどり着いた解決策。この一連の経験は、あなただけの貴重な財産です。記録しないと、その価値ある時間がタダ働きになっちゃいます。
記録ツールについて: 現場のルールで外部ツールが使えない場合、エクセルでも手書きのメモでも構いません。大切なのは記録を残すことです。
- エクセル(会社PCで使える場合)
- 手書きノート(最も確実)
- メモ帳アプリ(スマホの標準アプリ)
- 社内で許可されているツールがあれば活用
記録する内容:
- 問題:何でつまずいたか
- 原因:なぜそうなったか
- 解決策:どうやって解決したか
- 学んだこと:次に活かせるポイント
「あ、これ前にもやったな」というとき、自分のメモがあると解決が早くなります。
③毎日の「解決できたことリスト」で自信をつける
上記の失敗ノートの延長として、毎日「解決できたこと」も記録してみてください。
「今日は何も進まなかった…」ではなく、小さな成長を見つけて記録してみてください。
例:
- エラーを1つ自力で解決できた
- 新しい関数の使い方を覚えた
- コードレビューでの指摘を理解できた
- 昨日のバグの原因が分かった
1日1つでも「解決できた」ことがあれば、それは成長の証拠なんです。失敗ノートと合わせて管理することで、自分の成長パターンも見えてきます。
なぜ2番目と3番目の記録が大切なのか? 実は、自分が管理職(リーダー)になった場合に応用が出来るからなんです。
自分なりのチェックリストを作っておけば、将来メンバーに展開するときに役立つんですよね。「私も新人の頃、こういうミスをしたから気をつけて」「この手順で解決できるよ」って具体的にアドバイスできます。
どうです?これだけで、失敗が価値のある経験になっているでしょ?
今の苦労は、未来のあなたとチームメンバーの財産になるんです。
④バッチ処理プログラムで「読解力」を鍛える
実践的でおすすめなのが、INPUTとOUTPUTがハッキリしているバッチ処理のプログラムを仕様書と見比べながら読解することです。
決められた時間や条件で自動実行される処理のこと。例えば、毎日夜中にデータを集計したり、ファイルを変換したりするプログラムです。
バッチ処理がない場合はシンプルなプログラムでOK! 大切なのは入力と出力が明確な処理を選ぶことです。
なぜバッチ処理(やシンプルなプログラム)がおすすめなのか:
- 入力データと出力結果が明確で理解しやすい
- 処理の流れが一方向なので追いかけやすい
- 仕様書と実装の対応関係が分かりやすい
具体的な読解方法:
- まず仕様書で全体の処理概要を把握
- INPUT(入力ファイル/データベース)を確認
- OUTPUT(出力ファイル/結果)を確認
- コードを読みながら「この部分は仕様書のどこに該当するか」を対応付け
この地道な作業を続けていると、「あ、この処理はこういう意味だったのか」という瞬間が必ず訪れます。
そして何より、こうした努力は周りからも信頼されます。「○○さんは、ちゃんと仕様を理解しようとしているな」という評価につながるんです。
この読解力が身についてくると、外部設計書や要件定義書といったさらに上層のドキュメントを読むことで、「あ、だからこの機能が必要なのか」が分かるようになります。
同時に「これだと問題があるのでは?」ということにも気付けるようになってきます。
これがエンジニアの入口なんです。単にコードが書けるだけでなく、システム全体を俯瞰して課題を発見できる。これこそが真のエンジニアリング力です。
この段階まで来ると、新人から一歩抜け出した感覚になります。システム開発の全体像が見えてくると、仕事がグッと面白くなりますよ。
⑤技術以外の部分でも評価されることを知る
実は、新人プログラマーに求められるのは高度な技術力だけではありません。
評価されるポイント:
- 適切な報告・連絡・相談ができる
- 質問が具体的で分かりやすい
- 自分なりに調べてから質問する
- 素直に指摘を受け入れられる
コミュニケーション能力も立派な武器なんです。
【関連記事】
チームリーダーとして感じるのは、技術力よりも「一緒に働きやすい人」が重宝されるということ。これは大きな強みになります。
どうしてもつらいときの対処法【選択肢はあなたの手の中】
もし心が限界に近づいているなら、自分を守ることを最優先にしてください。
選択肢はあなたの手の中にある
- 有給休暇を取ってリフレッシュする
- 上司や人事に相談してみる
- 配属先の変更を検討する
- キャリアの見直しをする
「逃げること」は決して悪いことではありません。
自分の心と体を大切にしながら、次のステップを考えていけばいいんです。
サポートを求めることの大切さ
一人で抱え込まず、周りの人に相談することも重要です。
- 同期との情報交換
- 先輩への相談
- 社内外の勉強会への参加
- オンラインコミュニティの活用
みんな同じような経験をしているはず。きっと理解してくれる人がいますよ。
ただし注意点として、単に聞くだけでなく、自分でも調べ考えることが大切です。「○○について調べたけど△△が分からない」という具体的な質問の方が相手も答えやすいですし、成長にもつながります。
よくある質問(FAQ)
Q. どのくらいで仕事に慣れますか?
A. 個人差はありますが、英語検索に慣れるまで2-3週間、仕様書読解ができるようになるまで3-6ヶ月程度が目安です。焦らず継続することが大切です。
Q. 転職を考えるべきタイミングは?
A. 心身に深刻な影響が出ている場合は転職も選択肢です。ただし、技術的な不安だけなら1年は頑張ってみることをおすすめします。
Q. プログラミングスクール出身でも同じような悩みを持ちますか?
A. はい、スクールでの学習と実務は別物です。未経験転職の方もみんな同じ道を通ります。
今日からできる3つのステップ【チェックリスト】
最初の一歩を踏み出すための具体的なアクション
✅今日から始める:エラーメッセージを英語で検索してみる
✅今週から始める:毎日1つ「解決できたこと」をメモする
✅今月から始める:エクセルや手書きノートで学習記録をつける
まとめ:今のつらさは未来の自分への投資【最初の一歩を踏み出そう】
新卒プログラマーとしてつらい思いをしているあなたに、最後に伝えたいことがあります。
今あなたが感じている「つらさ」は、将来の大きな武器になります。
なぜなら
- 問題解決能力が身につく - エラーと格闘した経験は、必ず役に立つ
- 粘り強さが鍛えられる - 簡単に諦めない心が育つ
- 後輩への共感力が生まれる - 将来、同じ悩みを持つ人を助けられる
- 自信の土台ができる - 乗り越えた経験が大きな自信になる
私自身、システムエンジニアとして現場に立ち続ける中で、「あの新人時代のもがきがあったから今がある」と実感しています。
思考のスイッチを「できない自分はダメ」から「成長中の自分」に変えることで、見える景色が変わってきます。
専門スキルは努力でしか身につかない。でも、努力を続けられる人こそが最終的に成功するんです。
だから大丈夫。今のあなたには、無限の可能性があります。
一歩ずつ、一緒に前に進んでいきましょう!
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