「まだPrtScnキーだけでスクショしてる?」
会議の議事録、エラーの報告、マニュアル作成──。仕事のあらゆる場面で使われる「スクリーンショット」、実はWindowsだけでも7通り以上の撮り方があるって知ってましたか?
スクショの方法を変えるだけで、作業効率は劇的に変わります。本記事では、システムエンジニアとして毎日スクショを駆使する筆者が、目的別に使い分ける撮影術・保存法・活用術を徹底解説します!
日々システムエンジニアとして働く中で、スクショはコミュニケーションの要。先日もクライアントの問題を一発で解決できたのは、適切なスクショのおかげでした!
- Windowsでスクショを撮る7つの方法を目的で使い分けよう
- 【一目でわかる】Windows スクショ方法の比較表
- パソコン操作をもっと身につけたい方へ
- Windows 11の新機能!スクリーンショットツールの強化点
- スクショ画像の保存場所と効率的な管理方法
- よくあるトラブルとその対処法
- まとめ|目的に合わせたWindows スクショ技術でワークスタイルを変えよう
Windowsでスクショを撮る7つの方法を目的で使い分けよう
スクリーンショットの撮り方は一つではありません。何を撮りたいか、どう使いたいかによって最適なWindows スクショの方法が変わります。ここでは目的別に7つのテクニックを紹介します。
① 全画面をすばやくコピー:PrtScnキー
✅ 操作方法 キーボードの PrtScn
(PrintScreen)キーを押すだけ。
💡 特徴
- 画面全体がコピーされる
- 自動保存はされないので注意
- コピー後は
Ctrl + V
でペイントやWordに貼り付けて保存
🎯 使いどころ
- メールやチャットにすぐ貼り付けたいとき
- 一時的に画面を記録しておきたいとき
② 全画面を自動保存:Windowsキー + PrtScn
✅ 操作方法 Windows
キーを押しながらPrtScn
キーを同時に押す。
💡 特徴
- 画面全体を撮影
- 自動保存される(ピクチャ > スクリーンショット)
- ファイル名は「スクリーンショット (番号).png」
🎯 使いどころ
- 会議の資料やエラー画面など後で確認したいとき
- 連続して複数枚キャプチャしたいとき
トラブルシューティング時は『Win+PrtScn』一択です。エラー画面を連続で保存できるので、あとで原因究明がしやすくなりますよ
③ 特定のウィンドウだけをコピー:Alt + PrtScn
✅ 操作方法 Alt
キーを押しながらPrtScn
キーを同時に押す。
💡 特徴
- アクティブなウィンドウだけをコピー
- 自動保存はされないので注意
- 背景の余分な情報が入らない
🎯 使いどころ
- 特定のアプリやウィンドウだけを共有したいとき
- ブラウザやアプリの画面だけを切り取りたいとき
④ 画面の一部を自由に選択:Windowsキー + Shift + S
✅ 操作方法 Windows
キー、Shift
キー、S
キーを同時に押す。
💡 特徴
- 画面が暗くなり、マウスで自由に範囲を選択できる
- クリップボードにのみコピーされる
- 撮影後、右下に通知が表示され、そこから編集や保存も可能
🎯 使いどころ
- 文書の特定部分だけを切り取りたいとき
- エラーメッセージや重要な情報だけを共有したいとき
- 不要な情報を除いてスクショしたいとき
チームでの共有時は『Win+Shift+S』が鉄板。必要な部分だけを切り取れるので、相手も理解しやすく、コミュニケーション効率が上がります
⑤ 高度な編集が必要なとき:Snipping Tool
✅ 操作方法 スタートメニューから「Snipping Tool」を検索して起動。またはWin+Shift+S
でも呼び出せる。
💡 特徴
- 複数の撮影モード(矩形、自由形状、ウィンドウ、全画面)
- 編集ツール内蔵(ペン、ハイライト、消しゴム)
- Windows 11では動画キャプチャも可能
🎯 使いどころ
- スクショに注釈や強調を加えたいとき
- 複雑な説明や手順書を作成するとき
- 編集してから保存したいとき
⑥ 時間差でスクショを撮りたいとき:Snipping Toolのタイマー機能
✅ 操作方法 Snipping Toolを起動し、「遅延」ボタンをクリック。秒数を選んでから撮影モードを選択。
💡 特徴
- 指定した秒数後に撮影できる
- ドロップダウンメニューやポップアップも確実にキャプチャ
- 最大で10秒の遅延設定が可能
🎯 使いどころ
- マウスオーバーで表示される情報を撮りたいとき
- 特定の操作をした後の画面を撮りたいとき
- 右クリックメニューなど一時的に表示される要素を撮りたいとき
⑦ タブレットモードでの撮影:電源ボタン + 音量アップボタン
✅ 操作方法 タブレットモード時は、電源ボタンと音量アップボタンを同時に押す。
💡 特徴
- Surface等のタブレットモードで使える方法
- 自動保存される
- キーボード不要で撮影できる
🎯 使いどころ
- キーボードが接続されていないとき
- タブレットとして使用中のとき
- 2-in-1デバイスをタブレットモードで使用中
【一目でわかる】Windows スクショ方法の比較表
撮影方法 | 操作 | 保存先 | 特徴 | おすすめシーン |
---|---|---|---|---|
① PrtScn |
1キー | 貼り付け必要 | 簡単・手軽 | 一時的に記録 |
② Win + PrtScn |
2キー同時 | 自動保存 | すぐ保存される | 後で確認したいとき |
③ Alt + PrtScn |
2キー同時 | 貼り付け必要 | ウィンドウのみ | アプリの画面だけ共有 |
④ Win + Shift + S |
3キー同時 | クリップボード | 範囲選択可能 | 必要箇所だけ共有 |
⑤ Snipping Tool | アプリ起動 | 保存可能 | 編集機能あり | 詳細説明が必要なとき |
⑥ タイマー機能 | Snipping Tool | 保存可能 | 時間差撮影 | メニュー・ポップアップ |
⑦ タブレットモード | 電源+音量アップ | 自動保存 | キーボード不要 | タブレット使用時 |
この表をスマホに保存しておくと便利ですよ。最初は④と②だけでも覚えると、作業効率がグッと上がります!
パソコン操作をもっと身につけたい方へ
ショートカットキーは業務効率を高める上で欠かせないスキルのひとつですが、「独学だと限界を感じる」という方も少なくありません。
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ショートカットキーやファイル管理など、日常的なパソコン操作がスムーズになれば、仕事の効率も大きく変わります。「もっとPCを使いこなせるようになりたい」と思ったなら、今がスタートのチャンスかもしれません。
Windows 11の新機能!スクリーンショットツールの強化点
Windows 11では、スクリーンショット機能がさらに進化しています。特にSnipping Toolが大幅に機能強化されました。
Windows 11の新機能
- スクリーン録画機能:静止画だけでなく、画面の動きも録画できるようになりました
- 編集ツールの強化:トリミング、注釈、ハイライトなどの編集が直感的に
- 自動保存オプション:設定によって自動保存できるようになりました
Windows 11ユーザーなら、新しいSnipping Toolは必見です。録画機能が追加されたことで、マニュアル作成が格段に楽になりました
スクショ画像の保存場所と効率的な管理方法
スクリーンショットを撮ったあと、どこに保存されているのか、どう管理すればいいのか解説します。
自動保存される方法と場所
Win + PrtScn
:「ピクチャ > スクリーンショット」フォルダに保存- タブレットモード:「ピクチャ > スクリーンショット」フォルダに保存
- Snipping Tool:保存ボタンを押した場所(デフォルトは「ピクチャ」フォルダ)
コピーだけの方法の活用法
PrtScn
キーやAlt + PrtScn
、Win + Shift + S
で撮影した画像は、クリップボードにコピーされるだけです。以下の場所に貼り付けて活用しましょう。
- 即時共有:Teams、Slack、LINEなどのチャットツール
- 加工・保存:ペイント、Word、PowerPoint、Excel
- メール添付:Outlook、Gmailなどのメール本文や添付
重要なスクショは必ず保存するクセをつけましょう。Ctrl + S
でファイルとして保存できます。
仕事のスクショは『プロジェクト名_日付_内容』といった命名規則を決めておくと、あとで探すときに便利です。地味ですが大事なコツです
よくあるトラブルとその対処法
スクリーンショットでつまずきやすいポイントと解決策を紹介します。
PrtScnを押しても何も起きない
実はちゃんと動作しています。PrtScn
はコピーのみなので、見た目では何も変化がありません。ペイントやWordにCtrl + V
で貼り付けてみましょう。
スクショが見つからない・保存されていない
Win + PrtScn
以外の方法では自動保存されません- 保存先を確認:「ピクチャ > スクリーンショット」フォルダ
- クリップボードの内容は、新しくコピーすると上書きされるので注意
ノートPCでスクショが撮れない
- 一部のノートPCでは
Fn + PrtScn
の組み合わせが必要です - キーボードの
PrtScn
キーの表記を確認してみましょう - Windows 11なら
Win + Shift + S
が確実に使えます
トラブル時こそチャンス。『なぜうまくいかないんだろう?』と考えることで、パソコンの仕組みへの理解が深まります。これは他のITスキルにも通じる思考法です
まとめ|目的に合わせたWindows スクショ技術でワークスタイルを変えよう
Windowsのスクリーンショット機能は、使いこなせば作業効率を格段に高める強力なツールです。ここでポイントをまとめておきましょう。
- 素早く全画面を保存したいなら「
Win + PrtScn
」 - 必要な部分だけを切り取るなら「
Win + Shift + S
」 - 編集や注釈をつけるなら「Snipping Tool」
- 動きのある画面なら「Windows 11のスクリーン録画」
『思考のスイッチ』を切り替えましょう。スクリーンショットは単なる「画面の写真」ではなく、情報共有の強力なコミュニケーションツールです。「とりあえずPrtScn
」から「目的別に最適な方法を選ぶ」という思考に変えることで、仕事のスピードと質が向上します。
日々の小さな操作の効率化が、長い目で見れば大きな時間の節約になります。ぜひ今日から、この記事で紹介した7つのWindows スクショ方法を試してみてください。
私自身、スクショの使い方を工夫するだけで、チーム内の情報共有がスムーズになった経験があります。ぜひ皆さんも試してみてください!